菩提木村(入間郡・山口領)

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菩提木村は河越城より坤(南西)の方四里半(約 17.67 km)を隔つ、江戸より十里(約 39.27 km)に余れる行程なり、村内に菩提樹の大木ある故此村名起りしと云、今も村内に二本あれどその世のものとも思はれず、戸数二十余、御入国の後程なく村内を裂て松風五郎左衛門に賜はり、今子孫六郎兵衛知行す、其余は御料所なり、六郎兵衛が先祖権右衛門が時故有て采地を削らる、故に今は其闕所も御料に属して御代官支配す、検地御料の方は延宝五年(1677年)設楽孫兵衛・今井九右衛門が縄を用ひ、私領は寛文四年(1664年)の改めに従て貢税を出せり、水田は少く陸田多し、天水を待て耕せり、当所は郡の南に当て多磨郡宅部村に接し、西は新堀村、北は氷川村にて東は町谷村に境へり、南北十町(約 1.09 km)に余り、東西は縦に三町(約 327.27 m)に過ず、

高札場

村の北にあり、

小名

三多田

狢入谷

東峰

鳶峰

中峰

山下

柳瀬川

村の北の界を流る、新堀村より流れ来て、町谷村に達す、川幅二間(約 3.64 m)、

稲荷社

山王社

共に村の持、

密厳院

菩提山仏国寺と号す、新義真言宗、多摩郡中藤村真幅寺末、開山円清元和八年(1622年)五月寂す、本尊薬師

弥陀堂