駒形村(入間郡・山口領)

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駒形村も宮寺町の分郷なり、村の鎮守駒形明神ある故に村名とす、江戸よりは十二里(約47.12km)の行程なり、戸数二十八、東は坊村に隣り、南は高根村、西は富士山村北は二本木村に接せり、東西三町(約327.27m)、南北七町(約763.64m)許なり、陸田のみにて水田はなし、今太田三郎兵衛が知行する所にして、検地は寛永二年(1625年)太田が先祖某がたゞせしを用ゆと云、

高札場

村の中央にあり、

小名

篠のうしろ

駒形

上屋ふち

上の台

小はけ

年不取川

水原は村内の山々より流れ出るもの合て一流をなす小流にして川と云べき程のことに非ず、久しく雨降らざれば水涸て空堀となる、歳の終には何も水尽て流るゝことなき故、年とらずと名づくとなり、二本木村へ達し、流末は新河岸川へ入、川幅は僅に六尺(約1.82m)許なり、山岡明阿が云、道興准后入間川の歌に、我年波もさかさまにゆけ、とよめる歌によれば、今川越より小川へゆく道に、小さき流にて年とらす川と云あり、則此所にやと云、今按に准后の歌は、水の上下なきことをよめるにて、この川の雨たへて水涸るゝによりて名を得しとは、おのづから別なるべし、

駒形明神社

村の鎮守なり、村名に此社号を用ゆれば、分村前よりの社なる事は論なし、神体は円石なり、村持、

末社

白山権現社

牛頭天王社